消毒用エタノールでお掃除!メタノールはダメです!
お家のお掃除、大変ですよね。
いろんな洗剤を使って、頑張っていらっしゃる事と思います。
○○洗剤、○○クリーナーと、場所ごとの汚れの特徴に合わせたたくさんの洗剤がありますが、エタノールを使ってお掃除したことはありますか?
エタノール(=エチルアルコール)は、強い消毒力・殺菌力のある液体。
ドラッグストアなどで見る事が出来ますが、洗剤という名前でも無いし、ふつうは見た目もシンプルに薬品なパッケージ。
しかしこのエタノール、除菌消毒・お掃除にとっても効果的なんです。
拭き掃除で手垢落とし&除菌とか、キッチンまわりのカビ防止とか防臭とか、もちろんお風呂などの水まわりにも!
お掃除に便利な消毒用エタノールですが、そっくりで間違えそうな名前の「メタノール」は劇物なので使っちゃダメです!
アルコール?エタノール?あと確か…メタノール
本当に安心して使えるのか、エタノールについて基本を知っておきたいですがその前に。
口語的には「消毒用のアルコール」と言うことも多いエタノール。
濃度うんぬんは後回しにして、学生の頃の記憶を呼び起こしてみましょう。
アルコールについてエタノールともうひとつ、メタノール(=メチルアルコール)も同時に学んだと思います。
字で見ると「エ」と「メ」の違いだけですが、
エタノールは、飲用のお酒に使用されるアルコール。
メタノールは、劇物に指定されている工業用アルコールで、化学品の原料や燃料として使われる。
人体に対して、摂取できるエタノール、できないメタノールとはっきりと分かれています。
メタノールは家庭の除菌や掃除に使っちゃダメです
一字違いで紛らわしいため、余談ですが、学生の時分に考えた覚え方を。
飲んでも「えぇ」よ、「エ」タノール。(関西弁:飲んでも良いよ)
飲んだら「めっ」よ、「メ」タノール。(赤ちゃん言葉:飲んだらダメよ)
ある日、メタノール中毒のニュースを耳にしたとき「うちも似たような名前のでお掃除してるけど・・・」って慌てないように、上の覚え方などで違いの認識を持っていてください。
とはいえ、劇物指定のメタノールは手軽に手に入る事は無いはずなのですが。
もし売ってくる業者がいても、メタノールを使うのはダメです!
市販で「燃料用アルコール」を見つけても成分を確認してください。メタノールなら家庭の除菌や掃除にはダメです。
あと、エタノールとして売っているものも飲む用の濃度や製品ではないので、絶対に飲まないようにしましょう。
消毒用?無水エタノール?
無水エタノールとは、100%に近いほぼ純粋な高い濃度のものです。
揮発性が高く、蒸発が早すぎるために消毒や殺菌に向いていません。
水で薄めると消毒用として使用しやすくなります。
消毒用エタノールとは、殺菌消毒に最も効果が高いとされる80%前後の濃度に調整してあるものです。
お掃除での使用にもこちらが良いでしょう。
エタノールはどんなお掃除に便利なの?
さて薬局などで購入した消毒用エタノール。
どのようなお掃除に使うかというと、
拭き掃除で手垢を落とし、除菌消毒♪
ドアのノブや、冷蔵庫のドア、お部屋の壁や窓が気になったら、消毒用エタノールをスプレーして拭き掃除。
リモコンや、パソコンのマウスなら、直接ではなく、雑巾に軽くつけて表面を拭いてみましょう。
電気機器をお掃除する場合、たっぷりエタノールを使いたいなら「無水エタノール」を使いましょう。
嬉しい除菌消毒効果♪
油を溶かす作用もあり、手垢や皮脂の汚れを落とすのにも役立ってくれます。(ワックスや塗装も溶かすので、使う箇所には気をつけてください)
キッチン掃除で、カビ防止♪
まな板や包丁に消毒用エタノールを吹きかけるだけでOK!
洗い物を置くカゴにも(食器を片付けてからっぽにしてから)スプレーをシュッシュ♪
シンク掃除の仕上げで吹きかけてカビ防止にも!
油を落とすチカラがあるので、コンロまわりの拭き掃除にも最適!
でもエタノールは引火しやすいので、しっかり拭き取って乾かして、しっかり換気をしてからコンロの火をつけてくださいね。
お風呂のカビ落とし洗剤が苦手なら
カビ落とし洗剤は強力で便利ですが、苦手な方もいらっしゃると思います。
そんな方は消毒用エタノールでカビ防止!
仕上げに消毒用エタノールを吹きかけると、カビの除去に役立ちます。
おすすめのお掃除方法
お家のお掃除にとても便利な消毒用エタノール。
オススメのお掃除方法は、消毒用エタノールでお家のお掃除|どう使うと効果的なの?にてご紹介しています。
メーカーの注意やラベル記載事項などに必ず気をつけ、従いましょう。
消毒用エタノールは、通販サイトで購入が可能です。(※当店のサービスではありません)
お手軽サイズや大きいボトルなどいろいろあります。
どれを使うにしても、メーカーの注意やラベル記載事項などに必ず気をつけ、従いましょう。
■追記■
使用法や注意事項は使用する商品の記載にしたがってください。
使用する商品、使用する場所、濃度、量、方法によって作用が強すぎることもあります。
特に拭き掃除による塗装の剥がれ、また換気の不備にご注意ください。
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