エアコン:熱交換の仕組み

エアコン エアコン

エアコンは、熱交換の仕組みを使って文字通り「熱を交換」しています。

熱を交換?

熱は熱、そのままです。温度、熱さ、です。

交換?渡したり受け取ったり?誰と誰が?というところから。

冷房(クーラー)運転でご説明します

交換をする登場人物をご紹介。

ズバリ、一人は「空気」です。これもそのまま、室内でも屋外でも「空気」です。

さて、もう一人は「冷媒」です。出ました。あなた誰?出ました。

「冷媒」は、エアコンの中にいます。室内機→太い管→室外機→太い管→室内機、とぐるぐる循環します。
そして運んでくれます。そう、熱を運んでくれます。

熱を運ぼう

エアコンの室内機で「室内の空気」から熱を受け取った「冷媒」は、太い管を通って室外機へ移動します。この時「冷媒」はとても熱いです。

室外機はファンをまわして風を当て冷まします。すごく熱くなった「冷媒」にとって、夏の外気温35~40度の風でも充分”フーフー”になるんですね。冷ますと書きましたが、熱を「空気」に渡しているわけです。

すごく熱い「冷媒」から熱を受け取った「空気」の風を吐き出しているから、夏場の室外機の前は暑いんですね。

冷ましてもらった「冷媒」は太い管を通って室内機へ移動するのですが…

圧力と蒸発と熱

ぐるぐる循環する通り道で「冷媒」は、圧力を上げられたり下げられたりして”状態変化”をコントロールされています。
そのおかげで、外気温でフーフーしたくらいの温度の「冷媒」が室内をあんなに冷やせるわけですが、なにせ科学!サイエンス!予備知識がたくさん必要!

なので熱交換器の構造や理屈はメーカーさんにお任せして、ここではすっ飛ばしますね。

だから涼しくなる

上述の圧力などのおかげで、室内機に来た「冷媒」はとっても冷たい!
うーん何か大事な説明を省略してしまったような…

室内機は「室内の空気」を吸い込み、その熱を「とっても冷たい冷媒」に渡します。
「とっても冷たい冷媒」だからたくさん熱をもらってくれます。
熱を渡し終えたので「空気」はヒンヤリとなって、室内に吹き出されて戻ってきます。

そして、熱を受け取った「冷媒」はまた、太い管を通って室外機へ移動するのでした。
室内と屋外で「空気」と「冷媒」が、熱を渡したり受け取ったり。
冷房(クーラー)運転では、室内機で熱を受け取り、室外機で熱を渡す。そんな感じですね。

エアコン掃除の出番

熱の受け渡しをする場所が、エアコンの中にタテに並んでいるアルミの板。
これが汚れていると、充分な熱交換の効果が発揮出来ません。ここをスムーズに空気が通れるように、最大限で熱の受け渡しを出来るように、エアコンクリーニングの出番となるわけですよ。
もちろん風通しも良くないと!
フィルターのお掃除も重要ですね。

さあ、お家をキレイに保っていきましょう!
キレイになるって気持ち良い!

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